活動内容詳細

第41回 全日教連教育研究全国大会(山口大会)開催

8月3日と4日に、山口県山口市のKDDI維新ホールにて、全日本教職員連盟第41回教育研究全国大会(山口大会)を開催しました。1日目は提案発表及び助言者ゼミナールについて、山口県教職員団体連合会役員及び関係の方々の御尽力のもと、第1分科会から第6分科会まで活発な意見交換が行われました。各分科会の様子や助言者ゼミナールのテーマ等についてはFacebookやInstagramで御覧ください。

教研大会2日目は、KDDI維新ホール1階メインホールにおいて全国より集まった参加者が一堂に会し、全体会が行われました。

開会行事では、森孝之文部科学省大臣官房学習基盤審議官をはじめ、自由民主党より山田賢司衆議院議員、赤池誠章参議院議員、公明党より平林晃衆議院議員、更には村岡嗣政山口県知事、伊藤和貴山口市長、繁吉健志山口県教育委員会教育長、藤本孝治山口市教育委員会教育長等、多くの御来賓の方々に御臨席いただきました。

また、喜多政博全日教連副委員長より自民党総裁及び公明党代表より賜った祝文が披露されました。

渡辺陽平全日教連委員長は挨拶で、前日に行われた分科会や助言者ゼミナールが大変充実したことに感謝の気持ちを伝えた後、先月に新しい紙幣が発行されたことにふれました。その中で「津田梅子は、真の教育を行うには教師の熱心な取り組みと、学生の研究心が大切であることを述べている。私たち教職員も目の前にいる子供たちが、それぞれの夢を叶え、未来の日本を担う人材に大きく成長してくれることを信じて、日々の教育に取り組んでいこうではないか」と述べました。

その後の記念講演では東京大学薬学部教授である池谷裕二先生より、「学習の流儀 ~脳とやる気~」と題し、御講演をいただきました。池谷先生は神経生理学の専門家であり、脳の健康について探究されています。今回は記憶を司る海馬から出るシータ波とリップル波の役割と、それらを学習に効果的につなげていくための認識等について、御自身の研究や数々の論文をもとに非常に分かりやすくお話いただきました。

記念講演後、閉会の辞が執り行われました。

はじめに、大会運営委員長である金子孝司山口県教職員団体連合会委員長より、昨日の分科会における活発な議論等への御礼の挨拶がありました。

続いて金森健司岐阜県学校職員組合委員長が次期開催地代表として岐阜県の観光PR動画や岐阜県の魅力を伝えるメッセージとともに挨拶を述べました。

最後に、渡辺陽平全日教連委員長とともに熱い握手を交わし、本大会の成功を祝すとともに次回開催の岐阜大会に向けて力強いバトンタッチが行われました。

2日間にわたる教研大会を開催するにあたり、山口県教職員団体連合会役員及び関係者の皆様の御尽力に心から感謝申し上げます。

全日教連は今後も教研大会をはじめとした様々な研修を充実させていくことを通じて、教師の資質・能力の向上に努めてまいります。