10月3日に、中央教育審議会 「令和の日本型学校教育」を担う教師の在り方特別部会基本問題小委員会において、「『令和の日本型学校教育』を担う新たな教師の養成・採用・研修等の在り方について~『新たな教師の学びの姿』の実現と、多様な専門性を有する質の高い教職員集団の構築~(中間まとめ)(案)」
について、前田晴雄委員長がヒアリングに招聘され、全日教連としての見解を述べてまいりました。
今、学校現場はコロナ禍の中での感染症対策と学びの両立や、いわゆる「教師不足」等、多くの問題を抱えたまま、一人一人が全力を尽くして教育活動を行っている現状があります。そのような状況も踏まえ、本中間まとめには、中長期的な視野から見た方策のみならず、短期的な視点からも学校現場を支える方策について盛り込まれた点、また既に学校現場で実施されている取組や、他の会議体等からの提言・要請も踏まえ、幅広い視点から学校教育を捉え直した上で、教師及び教職員集団の姿を示し、教師の養成・採用・研修等の方向性を示した点について、早急な教育環境改善のための中教審としての強い思いを含んだメッセージであると捉え、評価するとともに、具体的な改善案について、学校現場の声を踏まえた見解を伝え、有識者からは賛同の意見が出るとともに、学校現場の実情についての質問もあり、有意義なヒアリングとなりました。